研修医集めに補助金
県は来年度から、県内の病院に医師を派遣する拠点病院「マグネット・ホスピタル」の整備を始める方針を決めた。一定規模以上の病院に、指導医の人件費などを補助し、後期研修医を集めやすいようにするもの。医師不足に悩む県内各地の病院から派遣要請が集中している信州大病院の負担を減らすことも狙いの一つだ。
マグネット・ホスピタルとは、「磁石のように人材を集める」病院のこと。若手医師の多くは、2年間の初期研修の後、専門的な知識や技術を身につけるため、病院に“即戦力”として勤務しながら後期研修を受ける。全国から後期研修医を集めることができれば、病院や地域の医師不足解消にもつながる。
県は、来年度から4年間で、3億2000万円を事業用基金として積み立て、後期研修1年目から3年目の医師が一定数以上在籍し、今後、医師派遣先を増やす用意がある病院を公募し、補助対象とする方針。地域バランスや病院規模を考慮し、県内8か所程度の病院を選ぶという。
補助金は、後期研修医を指導できる専門性の高い医師の人件費や、研修医の海外留学費用のほか、研修医を集めるためのPR活動などにもあてられるようにする予定。県医師確保対策室では、「後期研修医を全国から集めるため、各病院でぜひ魅力ある指導プログラムを考えてほしい」としている。
かつて、県内の病院の多くは、信大病院や県外の大学病院に医師派遣を頼っていた。しかし、2004年度の初期研修義務化を境に、信大病院で初期研修を受ける新人医師の数は減少。それに伴い、以前のように医師を派遣することは困難になっていた。
2009年10月20日 読売新聞
☆医療従事者のためのニュースサイト
http://medi-news.net/
医師、薬剤師、看護師等、
医療従事者のための情報サイト『Medi-News』
メディニュースは医療に関わる
さまざまなニュース情報を掲載しています。

