2013年08月22日

医師おすすめニュース - 眼鏡の技で脳手術はさみ量産化 医師も舌巻く高精度 メード・イン福井〜ものづくりの挑戦〜(1)

メード・イン福井〜ものづくりの挑戦〜 (1)
※福井新聞サイトより転載

 左手は常に脳脊髄(せきずい)液を吸い取る管を握っている。顕微鏡をのぞきながら右手だけでミリ単位の隙間にはさみを入れ、くも膜を切り、動脈瘤(りゅう)や腫瘍(しゅよう)と正常な部位を分離していく。脳神経外科の手術現場だ。福井大医学部脳脊髄神経外科菊田健一郎教授(47)は「大半ははさみでの処置。切れ味が良ければ手術はスムーズに進む」と話す。

 菊田教授は昨年までスウェーデン製はさみを使っていた。細い刃先は洗浄時などに何かに軽く触れるだけで切れ味が悪くなるが「最近は刃先を研いでくれる職人が高齢化でめっきり減った」。しかも外国製は刃先の形が一本ずつ微妙に違った。

 そんな折、眼鏡枠企画製造販売のシャルマン(本社鯖江市川去町、宮地正雄社長)が眼科手術用の器具を開発したことを知った。昨年5月、メスのように切れるはさみの製造を依頼した。

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 眼科用はさみの先端は0.1ミリとコピー用紙ほどの厚み。脳神経外科では、その10分の1の薄さが求められた。開発担当で同社メディカル事業部の明頓隆太郎さん(49)は「薄くするほど切れなくなり、先端を微妙にねじらせる必要があった」と話す。

 プレスや切削加工の後は、やすりを使って一本一本手作業で仕上げた。ある程度の形ができると、先端の角度をすべて数値化し、機械で量産できるようにした。先端の高硬度特殊鋼やステンレス、チタンの溶接は、5年かけて開発したレーザー接合技術を採用。どの工程も、蓄積してきた眼鏡の技術が生かされた。

 これまで眼科用42種、脳神経外科用9種の器具を開発。菊田教授は「10本あったら10本とも刃先は同じ」と舌を巻く。同社の岩堀一夫専務執行役員(57)は「今後も開発を続け、国内外の展示会でPRしていく」と、世界の市場を見据える。

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 1990年代以降の日本経済の低成長、生産拠点の海外移転などで、製造業の雇用の縮小が続いている。総務省によると、2012年12月は998万人で51年ぶりに1千万人を割り込んだ。ピークの92年10月比で約4割減だ。本県も同様で、同年に約10万3500人だった従業者数(4人以上の事業所)は、11年に約6万9900人に減少。事業所数も半減した。

 打開策として、政府は約2兆円の輸入超過がある医療関連産業に着目。成長戦略では「世界の市場を獲得できる革新的製品を創出する」としている。シャルマンの動きは、国に先んじた形だ。

 同社が初めて眼科手術用のピンセット製造に着手したのは09年。「当時は医師から『割り箸みたい』と笑われた」(明頓さん)が、今では太さ0.01ミリ以下の糸がつかめるまでに精度を上げた。

 そして昨年7月、苦労が報われる出来事があった。菊田教授とともに手術を行う一人の講師からメールが届いた。「くも膜下出血の20代男性の緊急手術で御社のはさみを使いました。切れ味よく、無事若者の命を救うことができました」

参考:2013年8月22日
眼鏡の技で脳手術はさみ量産化 医師も舌巻く高精度 経済 福井のニュース :福井新聞
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/economics/45002.html




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